首の痛み
首まわりの痛みとは？
別名「頚性神経筋症候群」ともいわれ、首の筋肉に持続的に過度な負担がかかると、首を支える筋肉が緊張し固くなります。現代生活の中では、特に首に負担がかかりやすくなっており、「首こり」状態が慢性的に続くことで症状が現れます。
主な症状は、首の痛みや重さ、頭痛、めまい、吐き気や食欲不振などの胃腸障害、そのほか自律神経に関係する症状などで、軽度な方は慢性的なだるさや倦怠感、「何となくやる気がでない」といった症状も散見されます。
このような多岐にわたる症状の原因を検査してもはっきりしないことが多く、
首こりは、このように原因不明にも関わらず日常生活に支障をきたすほど辛い症候群のことをいい、「首こり＝首の筋肉の過緊張」が原因となります。
首周りの痛みの原因
首コリは、首の筋肉が過緊張してしまうことにより自律神経系（特に副交感神経）の働きに異常が起こることによって様々な症状が引き起こされます。
首の筋肉の過緊張が引き起こされる原因は、大きく二つあります。
- 悪い生活習慣の積み重ね
- 過去に頸椎に外的な衝撃を受けたことがある（転倒事故や交通事故の既往、首に衝撃を受ける格闘技や衝突系のスポーツなど）
特に多くの方が悪い生活習慣によって引き起こされるため、「現代の生活習慣病」と言えます。
悪い生活習慣の代表的な原因などを挙げます。
- スマホやデスクワークなどで長時間同じ姿勢をしている
スマホを長時間見ている時は、首や顔は下を向いていることが多く、首の前弯がなくなっている姿勢となり、「ストレートネック」とも呼ばれます。ストレートネックの症状は、首・肩のこり、頭痛、手のしびれ、めまい、吐き気、耳鳴りなどがあります。また、ストレートネックの人は、頭痛が起こりやすくなります。
デスクワークを長時間続けていると、モニター画面に集中することで自然と首と背中は前かがみで、猫背のような姿勢になり首や肩のこりの原因になります。また、ディスプレイの光を長時間見ることで眼精疲労が起こり、首の筋肉の緊張をさらに強める要因にもなります。
- ストレスで筋肉が緊張している状態
日常生活でストレスを感じると、身体は筋肉を緊張させてしまいます。ストレスを感じる度に筋収縮を繰り返し行ってしまうことで筋肉が過緊張を起こし、頸部で起こった場合は「首こり」の原因となります。他にもストレスを感じると交感神経が優位となり、血管が収縮し、血行が悪化することで首・肩のこりを引き起こすこともあります。
- 睡眠時の姿勢が悪い
首や肩は、頭を常に支えているため負担がかかります。寝ている時は全身が脱力状態となりますが、自分の身体に合っていない枕を使用していると、疲労が取れなかったり、首・肩がこったりする場合があります。
高さのある枕を使っている場合、首が下に傾いた状態となり、首に負担がかかるだけでなく、呼吸の抑制にも繋がります。また、柔らかい枕は、頭部を安定しようとするため、常に首が緊張する状態が続いてしまうため、首こりの原因となります。
- 首を支える骨格構造（頭蓋骨や頸椎、肩甲骨など）のアライメント異常
加齢や疾病によって頸椎が変形することで、骨のアライメント（配列）異常が起こります。骨のアライメントが崩れることで、頸椎椎間板ヘルニアや変形性頚椎症、頚椎症性脊髄症などになり、首のこりや痛みだけでなく、手・腕のしびれなども引き起こします。
また転倒や頭部や頸部への衝撃を受けるスポーツでの外傷、交通事故などは骨格アライメントに直接外的な力がかかり、骨格アライメント異常を引き起こします。そして骨格アライメント異常により、頸椎の筋肉の過緊張が引き起こされ、首こりが起きる原因となります。
腰痛の治療法
城北メディカル整骨院では、診察の際に頸部の筋肉の状態だけではなく頚椎、肩甲骨・背骨・骨盤・筋肉・筋膜の状態を総合的にチェックしていきます。
首周りの痛みは気になる方は、ストレートネックや猫背、骨盤のゆがみといった骨格の機能異常を持ち合わせている方がほとんどです。骨格の機能異常があると頚椎に負担がかかりやすくなり、周囲の筋肉が過緊張を起こしてしまいます。
首周りの治療では、背骨や肩甲骨を正しい位置に近づけ、周囲の筋肉の緊張を緩和させていくことが非常に重要です。
整体などで首を強く動かすような施術や首を牽引するような治療は、症状が悪化するケースも珍しくなく、注意が必要です。他にも、日常生活や仕事中の注意すべき動作やストレッチの方法などを指導させて頂いています。
城北メディカル整骨院では以下の施術を行っています
ES-5000
ES-5000は立体動態波モード・ハイボルトモード・EMSモード・マイクロカレントモードなど様々な治療モードを搭載し、多種多様な症状に対応することが可能です。急性期の腰痛やぎっくり腰などの痛みを減少させる鎮痛効果があるハイボルトを使用します。また、電気の刺激を立体的に患部に当てることで血流を促せる立体動態波を使用し、緊張して動きの悪い筋肉の滑走性を高め、動きやすい身体に回復させることができます。
ラジオスティム
ラジオスティムは電気治療器の一種でラジオ波という周波数を使用した治療機器になります。ラジオ波を体に通電させることで、筋肉の緊張している部分から熱を作り出し、温熱刺激を行うことで動きの悪い部分の滑走性を改善し、更に熱の効果で痛みの軽減を行うことができます。ラジオスティムは慢性的な筋肉の緊張やつりやすい筋肉に対して行うと筋肉の柔軟性も上がるので、症状の根本改善につながります。
猫背矯正
人間にとって正しい姿勢とは最も体に負担をかけない合理的な位置に骨格があることを言います。要はいい姿勢が一番体に負担をかけないということです。しかし、デスクワークやスマホなど文明の発展により身体を動かすことが減ったことで、いい姿勢を保つことが難しくなってきました。逆に悪い姿勢で長時間仕事をしたり、自宅で時間を過ごすことにより、知らず知らずに体に余計な負担をかけてしまっています。その状態で日常生活を過ごすと、かからなくても良い箇所に負担をかけてしまい、身体や体調に支障が出てしまいます。当院の猫背矯正では、ストレッチポールを使用した姿勢矯正と自宅で行える猫背専用のセルフトレーニングを処方し、正しい姿勢を取り戻す矯正メニューを行います。
 ；