こんにちは!
城北メディカル整骨院です。
今回は「疲労と疲労感」について投稿します。
日常生活での疲労具合はいかがですか?
人間が生命に危機を感じた際に現れる3大サインがあります。
それは「発熱」「痛み」「疲労」の3つになります。
では人間が生活していく中で、必ず感じる疲労はどこからやってきてどのようにたまっていくのかをお話ししたいと思います。
まず、なぜ疲労がたまってしまうのか。
やっぱりストレスかーい!
そう思ったとは思いますが、やはり全てはストレスから始まるのです。
上の表は「配偶者の死」のストレスが100としたときに他のストレス程度を表したものです。
親友の死や借金などはもちろん嫌なことなので悪い意味でのストレスになり、妊娠や新しい家族などは比較的よい意味でのストレスという風にとらえます。
クリスマスなどのイベントはよい意味でも悪い意味でもストレスになるのです。
そんなデリケートな人間はいかにしてそのストレスに打ち勝つことができるのでしょうか?
それは、「生命維持活動の恒常性」が人間には備わっているからです。
なんだそれはと思った方へ。
人間の体温や呼吸は乱れても乱れっぱなしということはありませんよね?
体温が下がれば温めるように、呼吸が早ければゆっくりになるように人間の体は出来ています。
その仕組みのことを生命維持活動の恒常性と呼ぶのです。(ホメオスタシスとも言います。)
日々受けるストレスに打ち勝つため、人間は無意識下でホメオスタシスを動かしている訳ですが、
受けるストレスが多すぎてしまうと処理に時間がかかってしまい、どんどんと蓄積をしてしまうわけです。
そして疲労がたまっていることに気付いた脳の視床下部といわれる部分は、ストレスを処理すべく、身体に休むよう指示を出します。
指示を出された眼窩前頭前野といわれる部分が反応し、身体に疲労感を感じさせます。
そうしてやっと人間は休むことができるのです。
しかし、疲労が溜まっても疲労感として体に現れない方が存在します。
また、疲れているのが分かっていても休むことができない方が存在します。
それはなぜか。
眼窩前頭前野といわれる部分は人間の感情が特に影響しやすい場所で、うれしいことや楽しいことがあると脳内麻薬といわれるドーパミンの影響を受けるのです。
ドーパミンは疲労や痛みを感じないように脳に働きかけるので、たとえ疲労が溜まっていても、疲労感を感じさせないということができるので、
例えば、残業重ねて丹精込めて作り上げたプロジェクトが成功した!という達成感があるだけで、疲労が溜まっていてもドーパミンのおかげで一時的に疲労感がなくなるわけです。
そういったことを繰り返すうちに疲労が限界まで溜まり、最終的に過労死という結末を迎えるということが想定できます。
そうならないように、疲労感を少しでも感じたら身体を休めることが大切です。
また自宅で休んでもなかなか良くならないような症状は専門家の受診をおすすめします。
当院では、自律神経の調整を行うことができますのでなかなか疲労が取れない、身体がだる重いなどの症状に対応できます。
自分の体に思いやりを持って楽しく生活していけるようサポート致しますので、お気軽にご相談ください。
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